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スペインの古い歌に惹かれるようになったのは、最初はその歌詞の内容というよりは、その曲が持つ、なにか土のにおいがするような、シンプルながら美しく、そして儚いようなメロディに、でした。歌っていくうちに、その曲が歌い継がれてきた背景ーーーイベリア半島の歴史に興味を持つようになりました。・・・・・・(中略)・・・・・・シンプルで小さな曲でも、その背景に壮大な歴史の影、さまざまな人々の思いや息づかいを感じるのです(柴山晴美)
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*プログラム◎セファルディの歌 一株のヘンルーダを Una matica de ruda薔薇の花がひらく La rosa enflorece木々は雨に泣く Arboles lloran por lluvias私の肌は黒い Morena me llama
◎ビリャンシーコ〜16世紀スペインの民謡編曲ああ 輝く月よ Ah luna che reluces夜は暗く Si la noche aze oscura何を使って洗えばいいの Con ché la lavaré
◎ビウエラ伴奏歌曲〜16世紀スペインの宮廷音楽ダビデ王は悲しんでいた Triste estaba el ray David(ムダーラ)こんなに貴女を愛して何になるのか ¿Para qué és,dama,tanto quereros?(ピサドール) 他
*プロフィール*
■柴山晴美(ソプラノ)銀の光のようにやわらかく輝く声を生かし、オペラ、宗教曲、古楽のレパートリーで活躍。国立音楽大学卒業後、日本オペラ振興会・育成部修了公演『サンドリオン』の妖精役でデビュー。東京文化会館新進演奏家オーディションに合格し、『魔笛』『コジ・ファン・トゥッテ』『セビリアの理髪師』等に出演。藤原歌劇団団員。 宗教曲においては『ヨハネ受難曲』『マタイ受難曲』(バッハ)『メサイア』(ヘンデル)等のソリストとして好評を博す。またイタリア留学中にはフィレンツェ大聖堂でのミサ礼拝のソロ、アッシジ大聖堂での『レクイエム』(フォーレ)でソロを務めたほか、ミラノを中心にイタリア各地で多くのコンサートに出演した。 近年は古楽のレパートリーを深め、リュート奏者つのだたかしとイタリア、スペインの古楽作品を集めたリサイタルを各地で行う。バロックオペラでは北とぴあ国際音楽祭での『オルフェーオ』(モンテヴェルディ)他に出演し、卓越した装飾の技術と表現力で、その存在を強く印象づけた。2017年秋、スペインの民謡・古楽曲を収めたCD「スペインのロマンセ」を発表。声楽を羽根田宏子、故M.ミネット各氏に師事。
■つのだたかし(リュート)1972年ドイツのケルン音楽大学リュート科を卒業し、帰国後は日本の古楽草創期を支えて活動。 ソロの他に、特に歌とのアンサンブル公演に力を注ぎ、シェイクスピア時代のイギリスのリュートソング、カラヴァッジョの時代のイタリアの声楽曲などのプログラムで国内外の名歌手と共演し、多くのコンサート、音楽祭に出演。 古楽器バンド《タブラトゥーラ》主宰、古楽CDレーベル「パルドン」のプロデュース、舞台・映画・放送の音楽を手がけるなど、リュート音楽の楽しみを幅広く発信している。 CDはソロ「リュート」「南に帰る」、デュオ「悲しみよとどまれ」「夜の歌」(波多野睦美)、「ラクリメ・アモローゼ」(ロベルタ・マメリ)、トリオ「涙の形」(エブリン・タブ)など多数発表している。
*全自由席*(消費税込)一般前売 4000円 一般当日 4500円 学生 2000円(25歳以下・入場時に学生証提示)当日券は13:30から受付で販売します
主催:アンダンド・ベーネ/ダウランド アンド カンパニイ