2025年10月16日(木)18:30開演

ビーゴの海に立つ波よ
〜中世からバロックへ>恋人たちの歌〜

銀の光のようにやわらかく輝く声とリュート
中世スペインの村で、修道院で、応急で歌われた古雅な歌
激しい情感がほとばしる17世紀のイタリア・バロックの名曲
時を越えて聴く人の心を揺らす愛の歌を集めて

■出演
柴山晴美(ソプラノ)
つのだたかし(リュート/ウード)

■PROGRAM
[ビーゴの海に立つ波よ〜手紙が届きました(「カンティガス・デ・アミーゴ」コダックス/13世紀スペイン)母なるおとめを(「モンセラートの朱い本」13世紀スペイン)
バラの中のバラ(「カンティガス・デ・サンタマリア」アルフォンソ10世編纂/14世紀スペイン)
ああ 美しい月よ/ハエンの3人の娘(作者不詳/16世紀スペイン)
木々は雨を求めて泣く(セファルディ古謡)
悲しみは甘く(モンテヴェルディ/17世紀イタリア)
小さな歌が聞こえてくる(メールラ/17世紀イタリア)
ほかの男が暴君のように(サンチェス/17世紀イタリア)他

*プログラムは演奏者の都合で変更になる場合があります
*プログラムは松山/東京公演と共通です

■日時
10月16日(木)18:30開演 18:00開場

■会場
岡山市立オリエント美術館(岡山市)
岡山市北区天神町 9-31
JR岡山駅東口徒歩15分/路面電車「東山」行き5分「城下」下車すぐ
来館者用駐車場はありません

■チケット 
全自由席 一般前売3500円(当日4000円)友の会会員3200円(当日3700円)大学生以下1500円(当日2000円) 
*美術館入館料を含む
*友の会割引チケットは美術館のみ取り扱い
*学生券でご来場の方は、学生証をお持ちください
*未就学児童の入場はできません

■チケット販売
◎岡山市立オリエント美術館 TEL.086-232-3636
https://www.city.okayama.jp/orientmuseum/index.html

◎栗木:fujinoya.fujinotsuki@gmail.com TEL.090-4653-5991

■主催:岡山市立オリエント美術館/MID
■協力:ダウランド アンド カンパニイ

■演奏者プロフィール

◎柴山晴美 (ソプラノ)
銀の光のようにやわらかく輝く声を生かし、オペラ、宗教曲、古楽のレパートリーで活躍。
国立音楽大学卒業後、日本オペラ振興会・育成部修了公演『サンドリオン』の妖精役でデビュー。東京文化会館新進演奏家オーディションに合格し、『魔笛』『コジ・ファン・トゥッテ』『セビリアの理髪師』等に出演。藤原歌劇団団員。
宗教曲においては『ヨハネ受難曲』『マタイ受難曲』(バッハ)『メサイア』(ヘンデル)等のソリストとして好評を博す。イタリア留学中にはフィレンツェ大聖堂でのミサ礼拝のソロ、アッシジ大聖堂での『レクイエム』(フォーレ)でソロを務めたほか、ミラノを中心にイタリア各地で多くのコンサートに出演した。
近年は古楽のレパートリーを深め、2007年以降、リュート奏者つのだたかしとイタリア、スペインの古楽作品を集めたリサイタルを各地で行っている。バロックオペラでは北とぴあ国際音楽祭での『オルフェーオ』(モンテヴェルディ)他に出演し、卓越した装飾の技術と表現力でその存在を強く印象づけた。2017年秋、CD「スペインのロマンセ」を発表。声楽を羽根田宏子、故M.ミネット各氏に師事。

◎つのだたかし(リュート/ウード)
ヨーロッパの古典弦楽器リュート奏者。本公演では、リュートとその直接の祖先であるるウードを演奏する。
1976年にドイツのケルン音楽大学リュート科を卒業。帰国後はソロに加えて歌手とのアンサンブル公演に力を注ぎ、シェイクスピアの時代のリュートソング、初期オペラの時代のイタリアのマドリガーレなど、16〜17世紀のイギリス、イタリアの声楽曲を中心としたプログラムで国内外の名歌手と共演。日本、イギリス、ドイツなどでのコンサート、音楽祭に多数出演。
《タブラトゥーラ》《アンサンブル・エクレジア》を主宰、シェイクスピア「十二夜」ほかの舞台や映画音楽の制作、「NHK/BSクラシック倶楽部」「題名のない音楽会」他の放送番組など、リュート音楽の楽しみを幅広く発信。古楽CDレーベル「パルドン」をプロデュースし、ソロ「リュート」のほか、歌手との共作による16-17世紀の歌曲シリーズなどCDを多数発表。YouTubeシリーズ「小さな声で」。