・・・・・CD「ねむれない夜」は、1977年に中山千夏さんのために書かれた組曲「ぼくは12歳」と、2008年に高橋悠治さんが波多野さんと出会って以降に書かれた「さらば佐原村」「バッハと歩哨」「旅だちながら」が収録されています
「ぼくは12歳」は、主人公の年代も歌の音域も他の3曲と違いますが、歌うにあたって何か自分の中で変えたことなどあるのでしょうか
波多野:「ぼくは12歳」を歌うにあたって、子供のように歌おうとか、昔に返って歌おうとかは考えませんでした。12歳の少年が書いた詩とわかった上で、ひたすら書かれた言葉をそのまま歌うことを心がけました。